・2年制大学とは?どんな大学に行くのがいい?
・学部で選ぶ方法
・学費で選ぶ方法
・留学生の数で選ぶ方法
・進学率で選ぶ方法
アメリカへの進学に興味がある!条件付き合格を利用して、2年制大学へ進学したい!でもアメリカには大学がたくさんあって何を基準に決めたらいいのか、、!?この記事ではアメリカのカレッジ選定方法について解説します!
2年制大学ってどんなところ?何が違うの?
アメリカでの進学は4年制大学に直接入学するのではなく、2年制大学へ進学して、4年制の大学に編入するというのが一般的です。4年制の大学に3年次から編入し、残りの2年間は専攻を絞って専門的な学びを行います。
※アメリカの進学については以下の記事で詳細をご紹介しています。
2年制大学では「リベラルアーツ」と言って、「一般教養」を学びます。高校卒業後、すぐに学びたいことが決まっている人はなかなかいないと思います。
そんな人はこの2年制大学で広く、浅く学びながら、4年制大学に編入した時に専門的に学ぶものを探すというイメージですね。
ちなみに2年制大学を卒業すると「Associate Degree」という資格をもらうことができ、これは日本でいうと「短大卒」にあたります。
つまり、2年制大学は学ぶことに対してはどの2年制大学でもそこまで大きな差はなありません。
もちろん大学に寄って学べる学問、学べない学問はなくはありませんが、アメリカにはコミュニティカレッジは1000以上ありますから、その中で唯一学べる学問があるコミュニティカレッジなどはほぼないと言ってもいいです。
なので、2年制大学を選定する際は別の観点からも見ていく必要があります。
この記事ではそれ以外の他の基準としてどこを確認すればいいかを紹介していきます。
学部でカレッジを選ぶ
先ほど学部はカレッジによってあまり違いはないという話をしましたが、自分が少しでも興味がある学部がその大学いない場合はあるので、それはまず調べておきましょう。
学部についてはカレッジのホームページを確認しましょう。
また4年制大学に編入することを考えるのであれば、入りたい学部で「Associate Dgree」(短大卒)の資格が取れるかどうかも確認しましょう。
例えば、Foothill College(フットヒルカレッジ)のホームページを見てみます。
以下のサイトがカレッジのホームページ(留学生用)です。
このサイトの中から「Programs & Courses」をクリックします。
※他のカレッジでは「Academics」と書いてあることもあります。
学部紹介ではアルファベット順に書いてあるので、ここで自分が学びたい学部があるか念のため確認しておきましょう。2年制大学では一般教養を学ぶのでここで学部を決める必要はありませんが、4年制大学へ編入を前提として考えるのであれば、どの学部で編入をすることができるのか把握しておきましょう。
補足ですが学部の名称の右横に「AA-T」や「AS-T」と書いていあるのは編入する際に必要な資格が得られるということです。
AA-Tというのは「Associate in Arts for Transfer Degree」の略で、いわゆる文系への学部に編入することができるものになります。
AS-Tというのは「Associate in Science for Transfer Degree」の略で、いわゆる理系への学部に編入することができるものになります。
大学を選ぶ際の大きな基準にはなりませんが、確認しておく必要はあるのでしっかりと確認しておきましょう。
学費で選ぶ方法
2年制大学の学費は平均で年間8000$~、日本円で100万円弱ですが、それよりも安いカレッジもあります。
コミニティカレッジとは、その地域住民のための教育に力を入れている大学でもあり安いところも多いです。それでも留学生に対しては少し割高にはなってしまいますが、それでも6000$くらいまで安くできる大学もありますので、学部のホームページで確認しましょう。
ただ、学費が安いからといっても、カレッジへ出願する際には財政能力証明として残高証明書を提出する必要があるため、学部の学費で留学費用を確認するのではなく、残高証明で求められている金額を確認しましょう。
以下、残高証明書についてご紹介している記事を参考にしてみてください。
留学生の数で選ぶ方法
海外への留学へ行く際には、その大学にどんな属性の生徒がいるのかを調べて選定基準にするのもいいかもしれません。各大学のホームページには在学している学生数しか書いていない場合が多いですが、留学生の数を記載している大学もありますので、そこを一つの基準とするのもいいと思います。
在学生の人数など書いてあるページは大学のホームページの「About (カレッジ名)」や「About us」などのタグで、他にも大学の魅力や他の大学と違うポイントなども記載されていますので、それもついでに見てみるといいと思います。
例えばOrange Coast College(オレンジコーストカレッジ)の大学詳細のページです。
この大学は在学している大学生の人数しか記載されていません。
留学生の数はホームページに記載してなくても、Googleなどで検索すると留学生の数も書いてありますので、一つの参考にしておきましょう。
編入を見据えて、進学率で選ぶ方法
今この記事を見ている方は、おそらく2年制大学へ行くだけ終わりではなく、アメリカの4年制大学ないし日本の大学に編入することを考えているかと思います。
そうなると、4年制大学へ行く際の進学率や、進学することを考えて進学した4年制大学の近くの地域にあるコミュニティカレッジを選ぶこともいいと思います。
4年制大学の編入する際は、どの2年制大学からでも編入が可能ですが、やはり編入実績が高いカレッジの方が編入手続きやサポートが充実しているとは思うので、ある程度はそれも見据えて選定するのもいいと思います。
編入率で言えば、例えば以下のUniversity of Californiaが運営しているサイトで編入率や年度の編入の人数を確認できます。
https://www.universityofcalifornia.edu/infocenter/admissions-source-school
University of California(UC)はカリフォルニア州全土に10の大学(バークレー校、デイビス校、サンディエゴ校、サンフランシスコ校、サンタ・クルーズ校、サンタ・バーバラ校、ロサンゼルス校、アーバイン校、リバーサイド校、マーセド校)を持つ、世界的にも有名な研究重視の大学群です。どんな大学から編入してきているかのデータを上記のサイトで調べることができます。
サイトにアクセスすると、幾つかタブがありますが「TR Eth by Yr」を選択します。
検索するところに例えば先ほどのOrange Coast Collegeを入力してみると、表が出てきます。
ここでどの学期にどの地域の生徒が編入して生きているのかの数字が出てきますので、2年制大学を幾つか絞って調べてみるのもいいと思います。
用語の説明はサイトの右側下の方にある「Footnote」に記載してありますが、2年制大学に行った時の学力や編入の方法はその時によって異なるので、特に気にする必要はありません。まずはカレッジがどれくらいこの大学に編入しているかを見ることで一つの選定基準になればと思います。
University of Californiaはレベルの高い大学群なので編入率はこれを一つの基準としてみることができます。
ただ、別の4年制大学に行きたい場合は、特殊な大学、より高いレベルの大学に行きたい場合などは、大学のホームページで詳細を探すか、大学へ直接問い合わせのメールを送ることで確認するといいと思います。
まとめ
今回は2年制大学の選び方について紹介しました。
アメリカへ進学を検討している人、憧れがある人は、大学で英語を勉強するだけではなく、その後のキャリアのためだったり、アメリカの地域や文化に憧れたりと、様々な理由があるかと思います。
ただ2年制大学へ行くだけでは、4年制卒業の資格を取れるわけではないので、その後の進路についても見据えて、大学選びをすることも大切だと思います。
一度きりの大学選定ですのでしっかりと調べてから選びましょう。