オーストラリア

TAFEではどのコースに出願する?キャリアを見据えたコースの選び方解説!

この記事でわかること

・TAFEの留学生用ホームページの見方
・TAFEのコースのカリキュラムと取得できる資格について
・TAFE卒業後の進路を踏まえたコースの選び方
・出願資格など選択時に注意すべきこと

TAFEには同じコースでもカリキュラムが違うものが多くあり、大学進学を見据えた場合などで取るべきコースが違います。今日はコースのそれぞれの違いなども紹介し、ミスしないコース選びを伝授します!

TAFEのホームページの見方

まずはTAFEのホームページから見方を簡単に紹介します。

以前以下の記事ではTAFEの公式ホームページの紹介と、TAFEではどんなことを学べるのかの調べ方について紹介しました。TAFEではどんなことが学べるのかイメージがついたかと思います。

今回は実際に留学生としてTAFEのコースを選んで出願する時の調べ方について紹介します。

TAFEの公式ホームページはオーストラリアの学生も使用するページなので、留学生には留学生用のページがあります。
以下URLが留学生用のページです。

https://www.tafensw.edu.au/international

※以下TAFEの公式ホームページのトップページから「International」というタブで行くこともできます。

https://www.tafensw.edu.au/

留学生用のページにある、「POPULAR COURSES AVAILABLE NOW」の下の方にある、「View All Courses」を選択します。すると以下のページに飛びます。

https://www.tafensw.edu.au/international/course-search-results?k=&s=0&c=0&q=0

ここで留学生が出願できるコースが全て紹介されています。

ここでコースのレベルや学費、学習期間、開講されているキャンパスなどが記載されているので、ここでコースを探します。

ここでコース名にCertificateDiplomaと書いてあるように、カリキュラムが異なるので、こちらも何が違うのか把握してきましょう。

  • TAFEのホームページは留学生用のページを利用しよう。
  • 同じ分野のコースでもカリキュラムが異なる。

 

コースの種類と取得できる資格ついて

TAFEでは例えば「Business」や「Hospitality」のコースでもカリキュラムが幾つかあります。

ためしに、「Business」で検索をかけると

  • 「Certificate Ⅲ」
  • 「Certificate Ⅳ」
  • 「Diploma」
  • 「Advanced Diploma」
  • 「Bachelor of Business」

と色々あります。

どこまでの資格をTAFEで取得するのかで出願するべきコースが変わります。

それぞれのコースの違いについて簡単に解説します。

Certificate

これは資格としてはTAFEの「修了書」になります。日本では特に互換性のある資格ではないのであくまでオーストラリアにあるTAFEという教育機関のカリキュラムを修了したというだけになります。

CertificateはⅢが基礎的な内容で、Ⅳがよりレベルの高い学習になります。

Diploma

「専門士」の資格になります。日本でいうと専門学校卒と同等です。Advanced Diplomaはよりレベルの高い資格になります。

Bachelor

これが学士号という学位になります。日本でいうと4年制大学の卒業したことと同じになります。

後ほど説明しますが、TAFE員はBachelorを取る前にオーストラリアの大学に編入することができる編入制度も充実しているので、ここでBachelorを取る際に大学に編入することも多いです。

自分が大学に進学するのか、TAFEで専門士を取得してからすぐに社会に出て働くのかによって、どこまでのカリキュラムを学ぶのかを決めていく必要があります。

 

また、例えばDiplomaを取得したい場合は、Diploma だけのコースを出願するのではなく、Diplomaのコースを受けるためにCertificateⅣを受けなければならないなどもありますので、注意が必要です。

TAFEではコースのカリキュラムによって取得できる資格が異なる。どの資格が必要なのか把握しておく必要がある。

 

コースとカリキュラムの選び方

コースの検索ページにはキーワード検索に加えて、カリキュラム別でカテゴライズされています。

コース検索の下に「ALL」「TAFE NSW Courses」「TAFE NSW Vocational Pathways」「TAFE NSW Degree Pathways」「University Degree Pathways」があります。

「ALL」

こちらはTAFEで開講されている全てのコースが表示されています。まずはどんなコースがあるかをざっとこちらでみてみるといいと思います。

「TAFE NSW Courses」

TAFEの在学だけで完結するコースがまとめられています。

TAFE卒業後、TAFE提携の経由で大学進学をしたり就職したりせずに、TAFEで資格を取得するのみを目的としているのであればこちらでソートをかけることができます。

「TAFE NSW Vocational Pathways」

Vocationalは「職業」という意味です。

要はTAFE卒業後、TAFEで学んだことに関連する分野の職業へ就業する機会を得られますので、それを見据えたコースをここではまとめられています。

このコースの場合は二つ以上のコースが一つセットになっているので、パッケージで出願することになります。

例えば、「Business」で検索をかけた後に「TAFE NSW Vocational Pathways」を見てみると一番上に「Advanced Diploma」があり、CertificateⅣ-Diploma of Business-Advanced DiplomaのⅢつのコースがセットになっています。授業の期間もその3つのコース全ての合計機関で記載されています。

「TAFE NSW Degree Pathways」

これはTAFEで学士号の学位を取得できるコースを紹介しています。大学進学はしないが、TAFEで学位が欲しい場合はこちらから選択します。

「University Degree Pathways」

これは大学の進学を見据えた場合のカリキュラムになっています。

大学へ進学して学位を取りたい場合はここから選択します。これも大学進学を見越して必要なコースとカリキュラムがセットになっています。

ただ、コースを選択するときは、まだ進路が決まっていなかったりすると思います。

TAFEのコースは通っているときにカリキュラムの追加などをすることもできますので、TAFEで学びながら大学進学するルートか、就業するルートにするのか決めることもできますので、出願時は自分が興味があるコースはどんなルートがあり、キャリアを積めるのかを把握しておくのはいいと思います。

TAFEでのカリキュラムでは様々なキャリアを積める。どんなルートがあるのか把握しておきましょう。

 

出願時の注意点

留学生が出願できるコースが全て表示されていますが、出願時に注意すべき点もあります。出願するために出願資格や、持っておいたほうがいいスキル、経験が求められる場合もあるので、それも見ておきましょう。

例えば、「Engineering Mechanical」のコースを見てみます。機械工学系です。

検索をしてみると「Advanced Diploma of Engineering Mechanical」のコースがあり、それをクリックしてみると以下のURLページに飛びます。コースの詳細などが書いてあります。

https://www.tafensw.edu.au/international/course-details/-/i/5A6ED12D8CBF19D5AF120C2C988069EA/S11778/Advanced-Diploma-of-Engineering-Mechanical

コース詳細ページの「ENTRY REQUIREMENTS(出願資格、条件)」をクリックしてプルダウンを確認すると以下のように記載されています。

Year 12 or equivalent
Students are required to have a High School pass in Mathematics or
Physics to apply for this courseAcademic IELTS 5.5 or TOEFL (iBT) 46 or
TAFE NSW General English Program

と書いてあります。

高校卒業資格、または高卒認定を持っている人であることと、英語力が書かれています。

加えてこのコースはMathematics or Physicsと書いてあります。

高校で数学、物理の理系科目を修了している必要があるということです・

コースによっては求められるのが英語力と高卒資格だけではなく、高校のときに履修していなければならない科目がある場合もあるので、ここを注意しておく必要があります。

出願資格に必要な科目やスキル、経験が必要なコースがあるので注意しましょう。

 

まとめ

以上がTAFEのコースの選び方の紹介でした。

日本の大学とは違ってオーストラリアのTAFEでは、就職するルートを選ぶことも出来れば大学に進学することもできるルートがあり、多様な選択ができるので色々な進路選択を把握してから出願コースを決めるのがいいと思います。

ルートが学んでいる途中で決定していくのでも可能なので、まずはどんなコース、カリキュラムがあるのか、どんなキャリアにつながる可能性があるのかは把握しておきましょう。

今後も他の記事ではそれぞれのコースのより詳細な内容や進学実績などについても紹介していきますので是非ご参考にしてください。